初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!

初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!
皆さまこんにちは。
2月よりリノベ不動産金沢南店に入社しました設計の宮です。
今回のコラムは私が担当させていただきます。

前回のコラムでご紹介した当社初のモデルハウス構造見学会では、骨組みしか無い状態から3週にかけて耐震補強や断熱改修が行われる様子がわかるリノベーションの現場見学というあまりなかった機会に、リノベーションに興味がある方だけではなく、ご自宅の耐震について不安をお持ちの方など多くのお客様に来場いただきました!

リノベーションを考えるうえで耐震や断熱というのは、一番不安に思われることではないかと思います。しかし建ってしまってからでは見ることが出来ない改修の様子をご覧になった皆さまからは「勉強になった!」「見に来てよかった!」と大変喜んでいただき、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 
モデルハウスは6月OPENを予定しており現在も着々と工事が進んでおります。そこで今回はそのモデルハウスについてさらに詳しくご紹介させていただきたいと思います!

着工前の外観です

初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!
建築場所は金沢市馬替町
馬替駅まで徒歩5分と交通アクセスも良くスーパーや学校も近く暮らしやすい立地です!


 

内部の解体工事が行われ基礎と骨組みだけになりここから改修工事が始まります!

初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!
モデルハウスは1989年に建てられた築35年の物件ですが、皆さんは「耐震基準」についてご存じでしょうか?

日本では大きな地震が起きるたびに建物の耐震性能について見直され、一定の強さの地震に耐えられるよう建築基準法が改定されてきました。

そして建物を建築する際には最新の建築基準法が定めた耐震基準に沿っていなければ建築許可は下りません。

そのため、建てられた時期によりその基準が異なっており、1981年5月31日までに確認申請を受けた建物は、震度5程度までの地震では倒壊しないとする「旧耐震」、1981年6月1日以降の確認申請を受けた建物は、震度6~7程度でも倒壊しないとする「新耐震」と呼ばれる耐震基準に沿って建てられています。しかし2000年には、阪神淡路大震災で新耐震基準の住宅でも半壊・倒壊があったことから、新耐震基準の弱点を強化した「2000年基準」へと改定されました。

モデルハウスは現在の最低限耐震基準1を満たす「新耐震」基準の住宅ですが、まずは現状を把握するため着工前にしっかりと耐震診断を実施し、補強計画を行ないました。

before

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今回のモデルハウスの特徴である「土間リビング」

間取り変更で新たに基礎を新設し、床を支える部材もねじれや古くなっているものは新しい部材へ取り替えました

after

初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!
柱の場所も変わるので、大工さんが慎重に入替をしてくれています!
既存の柱が支えていた梁には、添え張りという梁の補強を行うことで強度を落とさず広い空間を確保しました。

また、柱と土台の接合部に「ホールダウン金物」という金具を取り付け、地震の揺れで柱が土台から抜けないよう補強!

そして耐震診断の結果、縦長の構造に対して水平の壁の割合が少なく、このままでは横揺れに対して弱く、必要な場所に耐力壁を設置することで強度を高め、住宅の耐震性能を長く保つために、大きな地震が繰り返し発生した際に建物構造が受けるダメージとその蓄積を軽減してくれる「制振ダンパー」も新たに取り付けました。

また、耐震補強を考える上で大きな開口部は弱点とされますが、一般的な耐震補強とは異なり窓を減らさなくても耐震補強が可能な「フレームⅡ」を採用することで、明るい土間空間が可能となりました!!




 

天井・壁にはウレタンフォーム吹付、床にもしっかり断熱材を入れることでZEH基準の断熱等級5になり、年中快適に過ごせます!

初!フルリノベーションモデルハウスが誕生します!
日本の和と北欧のテイストを融合させた「ジャパンディスタイル」をテーマに、自然色をベースにシンプルでありながらも美しい照明や造作家具を組み合わせ、洗練された温かみのある空間が今回のモデルハウスのインテリアコンセプト

完成に向けてこれからさらに内装工事も進み、どんなふうになっていくのかワクワクします♪仕様やインテリアなどについては、次回のコラムでさらに詳しくご紹介させていただきますのでお楽しみにしていてください。
 

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