リノベーションが注目を集めている理由

リノベーションが注目を集めている理由
■建築資材の高騰 
前回のコラムでご紹介したドラマ「魔法のリノベ」では、住宅設備メーカーのLIXILが美術協力をしています。
 

ドラマの撮影セットである工務店と間宮祥太朗さん演じる玄之介の部屋には、LIXILの新製品となるシステムキッチンやタッチレス水栓、ハイブリッド窓、内装壁機能タイルなどが使われており、そちらの内装に注目して見てみるのも楽しいかと思います。
 
リノベーションが注目を集めている理由

そのLIXILですが、今年4月にトイレやキッチンなどの一部の商品で価格を引き上げており、また今回9月から別の商品でも値上げをすることが発表されました。
 
 
発表によりますと、値上げをするのはトイレやキッチン、洗面化粧台や玄関ドアといった住宅設備の一部の商品です。
 

値上げの幅は最大で27%になるとのことです。
 
 

その他、住宅設備メーカーでは「TOTO」がトイレやキッチンなどの一部の商品で、今年10月の受注分から価格を引き上げることにしており、値上げの動きは今後も続くのではないかと考えられています。
 

 
建築資材の高騰も相まって、住宅価格は値上がりを続ける一方です。
 


安くなってから購入を検討しようと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、一度値上がりしたものが下がるということは残念ながら期待できません。


 
住宅ローン金利はまだ低金利ではありますが、今後こちらも徐々に上がっていく可能性があります。
 


老後2000万円問題も注目されるようになり、定年までに住宅ローンを払い終えたいと考える人も多いのはないでしょうか。


 
新築だけにこだわっていた人も、人生設計を考える上で、新築よりも安く、自分の理想の暮らしに沿った住宅を手に入れられるリノベーションは、今後もますます需要は高まっていくと思われます。
リノベーションが注目を集めている理由
■立地の問題

 
次に立地について目を向けてみたいと思います。


立地選びには、駅や学校、スーパーが近いなど、外せない条件はあります。
そうなると石川では、暮らしの利便性の高い金沢や野々市が人気エリアです。
当然人気が高いので、最近土地代が高騰しています。


その高額な立地代と高騰した建築費で、現実的には合わせて4000-5000万ぐらいが相場となります。
ローンで考えますと、4000万なら10.7万。5000万なら13.4万!毎月35年間支払わなければなりません。


共稼ぎ必須での長期返済の負担。これからの時代、新築にこだわるならば立地の安い郊外で手頃な住宅を建てることが必須になってくるかもしれませんね。



日本は昔から新築住宅を希望する人が多いのですが、実は海外では中古住宅をリノベーションしながら活用しているケースが多いのです。 そこで見直されているのが立地の良い中古物件の活用です。

 
限られた資源を有効に使いながら、持続可能な社会をつくる。これからは立地条件のいい中古物件が魅力的になってくるのではないでしょうか。
 

まとめ

リノベーションが注目を集めている理由


リノベーションは何となくオシャレといった単なる流行ではなく、社会情勢と深く関わり合っていると言えます。



コロナウイルスによって、私達の生活は大きく変化しました。

 
建築資材の高騰といった資金面だけではなく、リモートワークなどで家で過ごす時間が増えたことによる住まい方の変化、家族のあり方の変化、移り行く社会で、住宅のあり方もまた変化していくのは当然のことのように思います。


 

昔ながらのステレオタイプな大勢の暮らしにあった住まいではなく、「こんな場所で暮らしたい」「こんな間取りで暮らしたい」といった特別なこだわりを実現し、あなたがより良く、楽しく暮らせる住まいとしてリノベーションが注目を集めているのもうなずける気がします。
 
 
 
具体的に自分は住宅にどれくらい資金を準備できるのか、希望のエリアはどの辺りなのか、その他事例などを詳しく知りたい方は弊社のセミナーに一度お越し頂ければと思います。
 


リノベーションを視野に入れることで選択肢の幅が広がり、想像していなかった理想の暮らしが手に入れられるかもしれません。
 


住まいにもっとワクワクを… 
 

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